ケアマネ会とは❔
ケアマネジャーの
有効な資格を持つ人のうち、
4割に当たる推計12万5千人が
従事していない実態が
20日、
共同通信の47都道府県への
調査で分かった。
「潜在ケアマネ」と呼ばれ、
賃金・勤務環境といった処遇面や、
受講を義務付けられた
法定研修の負担が
就職をためらう要因に
なっているとみられる。
ケアマネは担い手不足が課題。
11都道県が
人材確保のため
就職支援に
取り組んでいると回答。
高齢化の進行で
ケアマネの需要は増えている。
ただ従事者の年齢層も上がり、
今後減少すると懸念されている。
調査は10～12月に実施し、
有効な資格を持つ人は
全国で計約31万1千人と判明。
資格取得後、
更新せず期限が切れた人は含まない。
一方で従事している人は、
厚生労働省が
公表した2023年度の最新統計で
18万5174人おり、
現在も大きな変動はない。
賃金面に関しては
特定事業所加算の上位加算を
取れれば
報酬単価が劇的に上がり、
解消出来るが、
そう容易ではない。
単独で
事業が成り立つ仕組みにするには
より多くのケアマネが在籍させる
必要不可欠で、
担当件数40件位はマストだと思う。
大体は１人か2人のケアマネが
在籍している事業所が
ほとんどのため、
上位の特定事業所加算はとれず
賃金に反映出来ない実情がある。
ケアマネの書類整備の多さや
業務内容が複雑化していることで
一つの要因だと思う。
懸念としてあるのが
ケアマネ会の存在意義。
ケアマネ会は
ケアマネの質の向上と
ケアマネを守る役割があるはず。
質を保つ為、
多くの研修をやること自体は
問題ではないが
やった後、
現場にどう活かされたのかを
分析、検証して
初めて研修の効果があったと言える。
やるだけが目的に見える。
後、もう一つは
ケアプラン点検が大変と聞く。
ケアプラン点検とは
簡単に説明すると
市町村の介護保険者が
ケアプランが適切かどうかを
確認する取り組み。
ケアマネが
より利用者に生活の質を上げるため
様々な選択肢をもってもらえる
ケアプランを提供出来るよう
アドバイス的な助言を行うのが
ケアプラン点検の意義だと
私は思う。
現実は
市町村から委託を受けた
ケアマネ会が主導して、
指導や助言のレベルを逸脱した
上から目線的な
強い批判的な言動に捉えられるため
いじめのように感じる
ケアマネもいるらしい。
この現実を
ケアマネ会は理解しているのか？
利用者の為に
理想を目指す事は大切だが
今の現場、現実を
知らなければいけない。
理想と現実のギャップの差を
感じる意識が問題意識と呼ぶ。
その問題意識を理解しなければ
理想だけがどんどん独り歩きし
現場のケアマネの不平不満は
蓄積し、
ケアマネから引退する負の連鎖。
今のケアマネ会で
指導する立場の人間は
現在、現場で働いていたり、
現在、組織運営経営を
しているのだろうか？
過去ではなく、現在だ。
よく聞くのが
理想論は語るが
現実の組織運営経営が出来ない印象。
ケアマネが生き残る為には
組織運営経営が成り立ってこそ
ケアマネの存在意義が発揮される。
以前より
居宅事業所が縮小したり、
閉鎖している
現実から目を背けてはならない。
働ける組織が無ければ
ケアマネの質どころの問題ではない。
私自身出来る事は
組織ルール下で
上限担当件数などの数字管理したり
今の現実や現場で感じている
ケアマネが働く易く
質の向上に繋がる
理想に近づける環境を整えて
目的を達成するケアマネには
賃金で還元する
好循環の
組織運営経営を追及したい。