転換期⏳
石川県白山市によると、
2024年1月から11月の間に、
グループホームあすかへ
入所の複数の高齢者に対し、
複数の職員による
乱暴な介護による身体的虐待や、
怒鳴るなどの心理的虐待が
日常的にあった。
また、
施設の責任者も虐待行為を
黙認。
市が監査で、
介護保険法の人格尊重義務に
違反行為が認定され、
9日付けで
グループホームあすかの指定を
取り消した。
このグループホームの
15人の入所者は
4月上旬までに市内の他の施設に
移動した。
理事長は9日、取材に
「入居者に申し訳ない。自分が職員に
しっかり注意できなかったのが悪かった」
と話した。
全職員を解雇しており、
施設を再開する考えはないという。
最近、地域の介護事業所の
財務諸表を全て確認したが、
数字から推察すると
多くの事業所が
厳しい経営状況と
言わざるを得ない。
このような虐待があったり
職員や会社対応の不適切さがあれば
なおさらだ。
売上げ以上の
物価高騰・人件費上昇により
収益が圧迫される。
最近は
M&Aすらもされず
西北五地区でも
廃業のグループホームも出てきた。
かなりの年数を経過している
グループホームが数多くあり
建築コスト高騰の影響など
様々な要因も重なり
先の未来が見通せなければ
今後
廃業の道を選択する事業所は
かなり増えると想定している。
社会情勢の厳しい中
今までの思考が通じなくなり
変化ないグループホームは
淘汰される運命。
特に
今回のような虐待などの
最悪な行為が、
1回でも起こしたなら
経営はすぐに立ち行かなくなる。
虐待がないのは当然で
介護事業存続のために
過去の成功体験では
通用しない時代になり
今、介護経営の転換期を
迎えていると感じる。