自治体病院経営の厳しさ🆘️
青森県は17日、
自治体病院の2024年度決算を公表。
経営状況を示す経常損益の合計は、
比較可能な14年度以降
最大の
90億2600万円の赤字で、
前年度から54億8900万円悪化。
経常赤字は2年連続。
新型コロナウイルス関連交付金の減額や
コストの増加が響き、
赤字病院の割合は
前年度の6割から9割に拡大。
経常損失が生じたのは19病院で、
前年度から5病院が増えた。
経常損益、純損益が黒字だったのは、
2病院のみ。
本業の医業収益は
797億500万円と前年度並みだった。
一方、
医業外収益では
新型コロナ患者病床確保交付金が
20億300万円減って
ゼロになったほか、
医業費用では
職員給与費が27億1900万円増え、
物価高や賃上げに伴う委託料などの
経費も8億8千万円増加。
県市町村課の担当者は
「診療報酬加算の取得などで
医業収益を伸ばす一方、
医業費用を可能な限り抑える
取り組みが必要」とした上で、
「25年度以降も患者数の減少傾向や
人件費・物価高騰などを踏まえると、
引き続き予断を許さない状況」と
している。
記事から
つがる総合病院だけ見ても
経常損失が
12億円近くと厳しい経営状況。
コロナ助成金に頼った怠慢経営で、
効率化など生産性向上への
現場での意識づけが
かなり難しく
また
物価高、燃料費高騰、人件費増の影響も
計り知れない。
職員自身の危機感なく
病院自ら改革意識を強くもたなければ
最悪
自治体病院の破綻も
起こりうるかもしれない。
病院だろうと
介護事業所だろうと
環境のせいにしたり
国の救済を期待したり
他責や他力本願だと
潰れるのは時間の問題だ。
過去の成功体験も捨て
現状すら疑い、
常に改善し続ける行動しか
生き残れないという
困難な時代に突入している。
だからこそ
頼りになるのは
組織ルールを厳守しながら
変化に対応出来る柔軟職員のみ。